ShopifyとBASE、どちらで始める?
国内で小さく販売を試したいならBASE、ブランド運営や海外販売まで段階的に広げたいならShopifyが候補です。どちらが得かは、売上規模だけでは決まりません。
確認日:2026年9月11日 · StoreLaunchWiki編集部
まず、この3つを決めましょう
- 国内だけで販売するか、海外にも届けるか
- 毎月の固定費にいくら使えるか
- 最初の注文をどこから獲得するか
掲載情報は一般的な比較のための参考情報です。料金・機能・利用条件は契約前に再確認してください。
結論:運営に合う仕組みを選ぶ
Shopifyが候補になる人
Shopifyは、商品・注文・顧客の管理を軸に、自分のブランドのネットショップを育てたい人の候補です。開設しただけで集客できるわけではありません。まず、必要な運営業務と毎月かけられる費用を決めましょう。
BASEが候補になる人
国内のお客様に向けて、まず販売を始めたい人。月額費用を抑えつつ、注文が入ってから支払う手数料も含めて採算を管理できるかがポイントです。
違いをひと目で確認
| 比較項目 | Shopify | BASE |
|---|---|---|
| 費用の考え方 | 月額プラン+決済+必要な追加機能 | 固定費0円のプランと、固定費あり・低料率のプランを比較 |
| 販売の中心 | 独自ブランドのEC。海外向け設定も段階的に検証 | 国内の運営から検証。海外向け条件は別途確認 |
| 集客 | 検索・SNS・広告などを自分で設計 | 自社の集客とPAY ID経由を分けて把握 |
| 店頭決済 | 日本のShopify Paymentsとは別の端末・事業者を確認 | 店頭業務との連携は利用するサービスごとに確認 |
| 選ぶ前のテスト | 商品登録→注文→出荷→返金を自分の商品で試す | 同じ商品・配送先・決済条件で比較する |
Shopifyの強みと注意点
強みとして検討したいこと
- 商品・受注・顧客の管理を中心に運営を組み立てられる
- ブランド表現や市場ごとの販売設定を段階的に拡張できる
注意点
月額固定費に加え、必要なアプリや運用の費用がかかります。設定の自由度が高くても、集客、法令対応、発送、顧客対応を自動的に代行してくれるわけではありません。
BASEの強みと注意点
強みとして検討したいこと
- 月額0円のプランで国内販売を小さく試せる
- 日本の購入者が使う複数の決済方法を検討しやすい
注意点
売上や注文数が増えると、手数料の総額も変わります。PAY ID経由と自分のショップ経由の注文を分けて試算し、移行が必要になった場合の作業も確認しましょう。
7つの観点で詳しく比較
始めやすさと日々の運営
Shopify
テーマを選び、配送・決済・商品情報を自分の販売方針に合わせて設定します。拡張できる分、最初からアプリを増やしすぎないことが大切です。
BASE
国内向けに少数の商品を販売し、まず注文対応の流れを覚えたい場合の候補です。商品登録から発送まで、自分の商品で一度通して試してください。
試して確認:商品を3点登録し、在庫変更・注文メール・返金の操作を比較する。
費用と手数料
Shopify
月額料金だけでなく、決済手数料、有料アプリ、テーマ、外部決済サービス利用時の追加手数料を分けて見積もります。契約地域・プラン・支払方法で条件が変わります。
BASE
スタンダードプランは月額0円ですが、注文時の決済手数料とサービス利用料がかかります。グロースプランは固定費と料率の組み合わせが異なります。PAY ID経由の注文や一部の決済方法は別条件です。
試して確認:月商だけでなく、注文数・客単価・支払方法の割合をそろえて総額を計算する。
日本の購入者に合う決済
Shopify
日本のShopify Paymentsではカードや対象のウォレットを利用できます。コンビニ決済やPayPayなどは、対応する外部サービスの条件を別途確認してください。
BASE
カードに加え、コンビニ決済・Pay-easy、銀行振込、PayPayなどが案内されています。方法ごとの手数料、支払期限、返金手順を確認しましょう。
試して確認:想定顧客が使う決済を一つ選び、スマートフォンで支払完了まで試す。
ブランド表現と商品ページ
Shopify
商品情報、関連商品、レビュー、読み物などを組み合わせて、購入前の疑問を解消する構成を作ります。デザイン変更の維持費も見込んでください。
BASE
最初は標準のデザインで商品写真と説明に集中する方法があります。独自の表現が必須なら、希望する画面を試作し、テーマや追加機能で再現できるか確認します。
試して確認:見た目の自由度だけでなく、送料・納期・返品条件がすぐ分かるかを見る。
集客と顧客との関係
Shopify
検索、SNS、広告、メールなど、流入経路を自分で設計します。広告費だけでなく、写真や記事を制作する時間もコストです。
BASE
PAY IDの販売経路もありますが、出店すれば必ず売れるとは限りません。自分のショップ経由とアプリ経由で、売上や手数料を分けて把握しましょう。
試して確認:最初の10件の注文を、誰から・どの経路で獲得するかを書き出す。
海外販売と運用の拡張
Shopify
複数の市場を扱う予定なら、Shopify Marketsの設定、表示通貨、翻訳、決済、配送を一つの注文の流れとして検証します。税や関税がすべて自動解決するわけではありません。
BASE
海外向け販売を予定する場合は、利用できる販売経路、購入者への表示、決済と配送の範囲を現行サービスで確認してください。国内販売の設定をそのまま流用しないでください。
試して確認:まず1か国・1商品で、利益と返品費用を計算する。
商品数・在庫・チーム運営
Shopify
SKU、バリエーション、在庫拠点、権限、外部連携を整理して選びます。必要な機能がプラン内か、有料アプリか、個別開発かを確認してください。
BASE
商品が少なくても、受注生産、予約、定期販売などで運営は複雑になります。自分の販売方式に必要な機能と、出荷担当者が行う操作を確認します。
試して確認:商品数ではなく、注文1件を処理する手順と担当人数で判断する。
料金を比べるときの注意点
確認日時点のBASEスタンダードは月額0円、通常の決済手数料3.6%+40円にサービス利用料3%が加わる構成です。グロースは年払いの月額換算16,580円、月払い19,980円、通常の決済手数料2.9%。PAY ID経由の注文と一部の決済は別条件なので、同じ料率でまとめて計算しないでください。
比較式は「月額固定費+売上に連動する手数料+注文数に連動する費用+追加機能の費用」です。例えば月商30万円、客単価5,000円なら60注文。料率の差が1ポイントあれば月3,000円の差になります。これは計算例であり、どちらかのサービスの見積もりではありません。
仕入れ、送料、梱包、広告、返品引当、税金は別に計上します。年払いは月額換算が低くても最初の支払いが大きくなるため、初月の資金繰りも確認しましょう。
移行する前に準備すること
- 商品データと画像のバックアップを取り、SKU・在庫数・バリエーションの対応表を作る
- 旧URLと新URLを対応付け、転送できる範囲と検索への影響を確認する
- 会員・注文・定期購入データの移行可否と、顧客への案内を分けて考える
- 新旧の受注を同時に止めないように、切替日と最後の出荷・返金の担当を決める
- 移行費だけでなく、再設定・アプリ・デザイン・確認作業の費用を見積もる
契約前のチェックリスト
- 主力商品3点で、画像・価格・在庫・送料を登録した
- スマートフォンでテスト注文し、メールと支払状態を確認した
- キャンセル、部分返金、返品後の在庫復帰を確認した
- 必要な機能と追加費用を一覧にし、担当者を決めた
- 月商が想定の半分でも固定費を払えるか試算した
よくある質問
初心者にはどちらが向いていますか?
商品が少なく国内販売が中心なら、BASEで日々の運営を試す方法があります。独自の販売体験や海外展開を重視するならShopifyも候補です。主力商品を登録し、決済・発送・返金まで試してから選びましょう。
月額0円なら費用はかかりませんか?
無料プランでも、注文時の手数料、送料、梱包、仕入れなどの費用はかかります。有料テーマや追加機能を使う場合も別途予算が必要です。売上ではなく、すべての費用を引いた残額で判断してください。
Shopifyなら海外にも自動で売れますか?
いいえ。対象市場を設定したうえで、商品表示、決済、配送、規制、問い合わせ対応を準備する必要があります。最初は販売先を1か国に絞り、テスト注文と配送見積もりを行いましょう。
後から別のサービスに移行できますか?
移行できるデータと手作業が必要なデータがあります。商品、画像、バリエーション、顧客、注文履歴、URLを分けて確認してください。会員パスワードや購入同意、定期購入の契約をそのまま移せるとは限りません。
比較結果はShopifyを必ず勧めるものですか?
いいえ。固定費を抑えた国内販売や、店舗業務との相性を優先する場合、別のサービスが合うこともあります。StoreLaunchWikiは、用途と費用の条件をそろえて判断するための情報をまとめています。
必要な条件が整理できたら、実際に試す
申し込む前に、日本の利用条件と最新の料金を確認してください。無料体験の条件は地域や時期により異なります。
