月額料金だけでなく、費用を5つに分けて考える
Shopifyの運営費は、プラン料金だけでは決まりません。プラン、決済、アプリ、ドメイン・テーマなどの初期設定、発送や顧客対応にかかる費用を分けて整理します。広告、仕入れ、人件費、税金も別に計上してください。
まずは12か月分の表を作り、一度だけ払う費用、毎月の固定費、注文数や売上に応じて増える費用を分けましょう。年払いの月額換算と、初月に実際に支払う金額は異なります。割引期間が終わった後の請求額も確認します。
国、プラン、請求周期、決済方法、通貨によって条件が変わるため、すべての事業者に当てはまる単一の料金はありません。掲載されている試算例を日本の公式料金と混同せず、契約画面の条件で確認してください。
- 事業を登録する国と販売先を決める
- 月間注文数・客単価・決済方法の割合を仮置きする
- 初期費用と継続費用を分ける
- 必要な資金と支払時期を確認する
決済処理と外部決済サービスの取引手数料を区別する
カードなどの決済を処理するための手数料と、Shopifyが外部決済サービスの利用に対して課す取引手数料は別の費目です。Shopify Paymentsを利用する場合、通常は後者が加算されません。外部サービスでは、決済事業者の料金とShopify側の条件をそれぞれ確認します。
Shopify Paymentsは、対応国に事業があるだけで必ず使えるとは限りません。事業者情報の確認、銀行口座、商品や業種の条件があります。利用できない商品区分の場合は、許可される別の決済サービスを探し、その費用と運用も試算してください。
日本のShopify Paymentsはオンライン決済向けです。店頭でのカード決済まで同じ契約で利用できると考えず、POSと決済端末・決済事業者を分けて確認しましょう。
返品・返金・通貨換算まで含めて試算する
注文を返金しても、最初の決済手数料や通貨換算に伴う費用がすべて戻るとは限りません。返金時の取り扱いを決済事業者とShopifyの条件で確認し、返品率を仮置きした費用も計上します。
海外販売では、購入者への表示通貨、請求通貨、口座への入金通貨を区別します。通貨換算、海外発行カード、異議申し立て、返送料、再発送が利益に与える影響を確認してください。注文が成立した時点で、売上金がすぐ銀行口座に入るとは限りません。
初期設定後は、代表的な商品と配送先で注文、取消、全額返金、部分返金をテストします。確認メール、在庫の戻し方、請求と入金の照合も見て、手作業が必要な部分に担当者を付けましょう。
- 返金後に戻らない可能性がある費用
- 返品・再発送の送料と作業時間
- 通貨換算や決済方法ごとの条件
- 入金までに必要な運転資金
アプリ・テーマ・運営業務の費用を見落とさない
アプリには月額、従量、一度きりの購入など、異なる課金方式があります。無料体験後の料金、注文数や送信数の上限、利用量に応じた追加料金、解約後のデータの扱いを確認します。標準機能で足りるかを試してから追加しましょう。
テーマのライセンス料と、テーマに必要なアプリ、設定・保守の作業費は別です。ドメイン更新、商品写真、翻訳、メール、梱包、配送、顧客対応も予算に含めてください。自分で作業する場合も、必要な時間はゼロにはなりません。
機能の多さより、実際の問題を解決するかを重視します。同じ役割のアプリを重複して契約したり、将来使うかもしれない機能に先に費用をかけたりしないよう、導入理由と担当者を記録しておきましょう。
1注文の利益と毎月の請求を見直す
売上から商品原価、決済、発送、返品への備え、集客費を差し引き、1注文あたりにいくら残るかを試算します。さらに、月額固定費を何件の注文で回収できるか確認します。売上と利益を同じものとして扱わないことが大切です。
最低限の運営、想定どおりの販売、注文が少ない場合の3つのシナリオを作ります。返品が増えた場合、広告費が上がった場合、アプリの従量料金が発生した場合も試してください。費用を払えることと、在庫補充まで資金が続くことは別です。
公開後も、毎月の請求書とアプリの利用量を照合します。不要な契約、割引終了、年払いの更新、重複する機能を確認し、最初の実績に合わせて予算を更新しましょう。プラン変更は、必要な機能と費用差の両方を確認してから判断します。
- 料金を確認した日と契約条件を記録する
- アプリの利用量と請求額を毎月照合する
- 返品・仕入れ・予想外の作業に予備費を残す
- 初月の実績で月次費用と注文単価を更新する

